健康ノート
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カルシウムは一日どれぐらい摂ればいい?

カルシウムの一日に必要な摂取量

一日に必要なカルシウムの摂取量は、厚生労働省の基準によると、成人であれば650ミリグラムから800ミリグラムです。

私たちの普段の食事の摂取量は平均で550ミリグラム前後だと言われているので、不足しがちな状態であるということが言えます。

カルシウムが一日に100ミリグラム前後足りていないということは、一年で考えると、36500ミリグラムも足りていないことになります。そう考えると、不足状態が長年続くと、年齢を重ねた時に骨粗鬆症などの病気を発症するリスクが高まります。

カルシウム摂取の上限

厚生労働省の基準では、一日に必要なカルシウムの摂取量とともに、その上限も定められています。カルシウムの摂取量の上限値は、2300ミリグラムです。これは、1リットルの牛乳2本分くらいの数値です。したがって、毎日1リットルの牛乳を2本飲むという方は少ないでしょうから、中々到達しにくい数値です。

カルシウムの過剰摂取

カルシウムを摂りすぎると、死亡リスクが約2.6倍高まるという研究結果が発表されています。この研究は、スウェーデン人女性を対象に、19年間行われました。

その結果として、通常の食事でカルシウムを1400ミリグラムよりも多く摂っている人は、1000ミリグラム以下の人に対して1.4倍リスクが高く、カルシウムをサプリメントで補っている人は、約2.6倍高かったというものです。死亡リスクが高まった原因として考えられるのは、余分なカルシウムが血中で硬化したことです。

余分なカルシウムは、血中で硬化してしまう性質があるので、それが動脈硬化を引き起こし、それを原因として様々な病気を引き起こしてしまったことが考えられます。

しかし、この作用は過剰摂取の場合だけでなく、カルシウム不足の時も引き起こすことがあります。カルシウム不足のとき、骨からカルシウムを放出して血中に送る作用がはたらくので、そのカルシウムが固まり、動脈硬化を引き起こすことがあります。

過剰に摂取しても、不足しても、動脈硬化を引き起こしてしまうカルシウム。何事もバランスよく摂取することが大切です。